川崎市多摩区稲田堤の小児科スワンこどもクリニック

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溶運菌感染症

どんな病気?

溶連菌感染症は、A群β溶血連鎖球菌という細菌による感染症です。

感染経路と潜伏期間

咳、くしゃみや鼻汁などで接触感染を起こします。

潜伏期間は2〜6日ほどです。

主な症状

発熱、のどの痛みや腫れがみられるほか、首のリンパ節の腫れ、お腹の症状を伴うことがあります。

発症から2日目頃までに、全身に細かい赤い発疹を認めたり、舌の表面にブツブツができる「イチゴ舌」と呼ばれる特徴的な症状がみられたりすることもあります。

検査と治療法

迅速検査法:のどの奥を綿棒でぬぐい、溶連菌がついているかを調べる検査です。15分程度で結果が出ます。

細菌感染なので抗菌薬の内服が必要です。

強い菌ではありませんが、しぶとい菌なので7-10日間指定の日数を飲み切る事が大切です。

抗菌薬が効きづらい菌もいますので、治療が始まって2日以上たっても熱が下がらないときはご相談ください。

合併症

  • リウマチ熱

    治療しないまま数週間後たつと心臓や関節に炎症を起こす可能性があります。

  • 急性糸球体腎炎

    感染後1〜3週間後ぐらいで認める腎臓の炎症です。感染者の1〜5%程に起きると言われています。症状は血尿.蛋白尿、浮腫(むくみ)、高血圧などでぐったりしたり、むくんだりしている事で発見されます。治療は安静が主ですが、入院を要する事が多いです。

登園・登校

抗菌薬を飲み始めて24時間以上経過し、元気になれば登園・登校OKです。川崎市では登校(園)許可書が必要です。

登校(園)できる状態になったら受診してください。

溶連菌感染症後、尿検査は必要?

溶連菌感染症後に尿検査を受けた経験のあるお子さんも多いと思います。

これは、感染後1〜3週間以内にまれに起こる急性糸球体腎炎(発症率1〜5%)を見つけるために行われてきた検査です。

しかし、実際には血尿やむくみといった症状で発見されることが殆どで、検査の効果は限定的なため当院では全員には尿検査をすすめていません。

尿検査は簡単で負担の少ない検査ですので、検査のご希望があれば対応致します。また、感染後に尿の色がおかしいなど気になる症状があれば、いつでもご相談ください。

溶運菌感染症の相談や治療は当クリニックへ

スワンこどもクリニックの院長は小児科と腎臓の専門医です。

症状についてのお悩みや、心配に思うことがありましたらいつでもご相談ください。

ご予約は「WEB予約サイト」からも、LINEからも受付けております。

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